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マニアが少ない!? 「アフガン編み」の編み方

公開日: : 最終更新日:2015/02/17 未分類

男の編み物教室「ニット・イン・スカッチ」へようこそ。

さて、現時点で私にとって最後の作品は、
1994年に、故郷の友人が送ってよこした毛糸で編んだデザイナーズセーターです。

ファエアイル模様がくどくない上品なセーターです。

晩婚の友人が新婚旅行でニュージーランドへ行ったときに、私へプレゼントしてくれたものです。

シチュエーションとしては、異様です。
男が男へセーターでなく糸を選んで送るのですから。
つまり、この古い友人は私が手編みを趣味とすることを知っているということです。
高校の同級生です。

私が編み始めたのは、10歳のときです。
もう、45年前です。

このセーターの糸は詰め合わせセットでした。
英語による簡単な説明書とモデルが着用している写真があるだけでした。
その写真をじっくり見て、編み方を分析し、作図コピーしたものです。
完璧に再現しているはずです。

冒頭、「最後の」と申しましたのは、これが送られてくる2年前に沖縄へ移住したからです。
こちらでは、ウールのセーターは無用です。
いくら、男が編むといっても、箪笥の肥やしは嫌なのです。

沖縄でも毛糸は売られていますが、実際、作品が実用かどうかは疑問です。

最近になって、真夏でも若者が毛糸の帽子を被っているのを見かけますが、
ファッションの道は大変だなと思い、同情しています。

さて、手編みは、「かぎ編み」と「棒編み」に大別されます。

実は、マニアが少ない「アフガン編み」というのもあります。
赤ちゃんの服専門という意味ではありません。
「アフガン編み」で採用される服飾としてふさわしいと思うものは、ジャケットです。
風合いがニットというよりもクロスに近く、型崩れがほとんどない生地を得ることができるからです。

棒編みの棒

「アフガン編み」は、写真の長い方の棒で編みます。
かぎ針を長くしたような棒で、往路は棒に糸が溜まっていき、復路では、目を捨てていきます。

かぎ編みと棒編みを同時に行ったような編み方です。

「かぎ編み」は、モチーフの種類が無限に近くあり、非常に拡張性が高い編み方です。
伸縮性はほぼありません。
出来上がりはモチーフを基調とするので、服飾としては、女性用、子供用とされることが多いです。

編むために必要な道具は最も少ないので、作業中の可搬性がよく、
時と場所の制限が少ない分、ちょとした余暇を利用して編むことができます。

「棒編み」は私が最も好む編み方です。
極論をいえば、この編み方は2種類しかありません。
「表目」と「裏目」です。
これを巧みに組み合わせて編むのです。

ある規則で組み合わせを繰り返し、その集合体が編み目を表現します。
また、前後を入れ替えたりしてトリッキーな編み目を表現できます。

本ブログ男の編み物教室「ニット・イン・スカッチ」では、この「棒編み」だけについてお話していくつもりです。

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