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技術よりデザインが優先~妻が編んだカーディガンに思う

公開日: : 最終更新日:2015/02/17 未分類

男の編み物教室「ニット・イン・スカッチ」へようこそ。

さて、写真のカーディガンをいかがに見ますか?

妻に編んだカーディガン

これは、私が妻に編んだものです。

前回の、あのイヤミなアラン模様ではありません。
オーソドックスなアランです。
素直な気持ちで編みました。

工夫は、女性用ですから、袖口などにゴム編みは使用しませんでした。
少しゴム編みが見えますが、「止め」が目的です。

前回の総アラン模様セーターは、その模様を見せつけはしましたが、セーター全体を披露しませんでした。
もし、著名なデザイナーによるものなら、
このアランに対し、冷酷に生地の素材の「柄」以上はないということです。

自分のテクニックに酔いたいなら、腹巻かマフラーを編んでればいいわけです。

実はこの、男の編み物教室「ニット・イン・スカッチ」というブログを表そうと考えたとき、
そこはかとはない思いが浮かんだのです。

今回まで、この順番で書いたのは、妻が私に編んでくれたカーディガンのことに触れたかったからです。

彼女は、以前申した通り、お手本となる解説書の指示通り編みました。
材料のメーカーも指定通りです。
このカーディガンは私が27歳の時に編んでくれました。

私は、今、55歳です。
沖縄ですが、これはセーターではなく羽織るものですから、
僅かな時期しかなくても、このような服が必要なことがあります。
このときに非常に重宝しています。

牛革のスタジャンでバイクというのもアリですが、こちらでは、初詣ぐらいの外出にはピッタリです。

27歳のオレ、55歳の私、どちらにも似合っています。

妻は、結婚前から、私が編み物をする男子であることを知ってはいました。
私の部屋へ遊びに来た時にマシン(編み機)や、ニット・グッズを発見して、頗る疑念を持ったのです。

当たり前ですよね。

当時のマシンはかさばって大きな面積を占有するため、
一人暮らしの若者の部屋のような狭いところでは異様な大きさです。

手編みの方が楽しいので、殆ど使うことはありませんでしたので、
沖縄へ移住の際、廃棄しました。

多分、この辺りがポイントかもしれません。

つまり、ここでも「自己満足」が優先されたと言うことです。

造形する行為に喜びがあるなら、機械で編んでも構わないのです。
しかし、私には全然その楽しさは起こりませんでした。

スカッチに合わない。
船舶の狭いキャビンでパイプをくゆらせる苦虫顔の男のアイテムに「編み機」はありません。

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さて次回は、センチメンタリズムはやめて、実践的なお話をしようと思います。

「オリジナル」を実現する手順です。

原始的な方法ですが、そもそも、手編みですから、それでいいのです。

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